SlowFly Mini-plane 3 の初飛行

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無風の日を待てず、多少風のある中で初飛行しました
雨から一夜空けての快晴。太陽に暖められて地面から立ち上る水蒸気の動きから、地表面でも毎秒 1m 以上の風があります。凧のあがり具合をみると上空ではもっとありそうです。離陸のために地上において手を放すと、風で機体がひっくり返ってしまいます。手で押さえながら風が弱くなるのを待ちます。多少ムラのある風ですが、風が弱くなったときを見計らって離陸してみました。風下に向けるとコントロールできそうもないので、そのまま直進して着陸させました。何度か風下に向けないようにしながら舵の効き具合を確かめてみました。フライングテールですがコントロールに問題はなさそうです。 多少風が穏やになったところを見計らって旋回してみました。穏やかとはいえ機体が軽いので、追い風ではかなり風下に流されます。やはり無風のときに初飛行すべきだったかと飛ばしてから反省。 それにしてもこれだけの大きさの機体を軽々と上空に引き上げてくれる、小指の先ほどしかない大きさの Keyence モータにあらためて感動してしまいました。
風を押しての 4 フライトでしたが、 4 フライト目の着陸時、風にあおられてカーボン脚の片方が 折れてしまいました。 風がなければとても面白そうです。 インドアで飛ばせる環境があればなお面白いのではと思います。

今回アンテナ線は受信機から垂らしたままにしました。動作にはまったく問題なかったのでしばらく この状態で使ってみようと思います。
風を押しての初飛行だったので、飛ばすだけで精一杯でした。適正迎角、適正舵角、飛行時間等のデータは取れませんでした。折れた脚は早速カーボンロッドで作りなおしました。飛ぶことがわかったので今度は風のないときに様子をみたいと思います。

今回はモータのサイドスラストなし、ダウンスラスト 3 度の設定にしてみました。離陸時は若干左に取られますが、飛行中は問題なさそうです。

飛行場への運搬を考え、ありあわせの発泡スチロール板を利用してキャリングケースを作ってみました。 主翼、尾翼2枚、胴体、プロペラの4つに分けて、ベルクロで止めるようにしてみました。主翼は ふたに取り付けた発泡ブロックによって、閉めたときに中心部のカーボンパイプを押さえるように しています。車輪が取外せないので多少深めのボックスになってしまいました。幅 64cm 、奥行 32cm 、高さ 13cm の内寸になります。 組み立てには発泡スチロール用瞬間接着剤を使いました。運搬用の取っ手もつけました。 作ってみると運搬時はもちろん保管時にもとても便利です。

早速次の休日、キャリングケースに収めて舟地蔵に運搬しました。朝早く出かけた甲斐あってとても 穏やかな天気にめぐまれました。風がないので土手の上から離陸してみました。 何の不安もなくあっさりと離陸、上空でのコントロールも実に素直です。 なんとゆったりした飛行でしょう。 4 分ほど飛ばしたあといつもの土手斜面に着陸させました。 何の衝撃もなく着陸させたつもりでしたが、土手の草に引っかかったためか、カーボン脚の片方が 折れていしまいました。 1.3mm と細いカーボンロッドではありますが、衝撃に対する弱さを認識しました。 2 度にわたるカーボンロッドの脚折れから、前機と同じ 1.2mm のピアノ線で作り直すことに しました。バルサ製の車輪は 1.5mm 2 枚重ね(カーボン脚のときは 3 枚重ね)にして新たに作りました。重量増加が気になりましたが、全備重量 105g と完成時と変らぬ重量にほっとしました。

上の画像はスティックを左いっぱいに切ったときの尾翼の舵角です。 15 度程度になるでしょうか。 ホーンの穴位置を尾翼支持軸にあわせてあり、舵角に差動はつけてありません。


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