Push-E の完成

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最後までテールヘビーに悩まされました
 途中で何度も重心の確認をしたのですが、どうしてもお尻が重くなってしまうので、バルサ単板で作った垂直尾翼も枠組みに変更したり、双胴の太さを細くしたり、当初使う予定にしていたプラスチック製の U-80 プロペラをバルサのプロペラに変更したりしましたが解決することができず、結局ノーズを延長して解決しました。

 今回は主翼の骨組みを 2mm 角のバルサ棒でつくったため、軽いのはいいのですがとても華奢で、全体的にも剛性がありません。フィルムを貼ったときにリブを折ってしまい、修理して片翼のフィルムを貼りなおしました。その後キャリングケースを作っているときにもまたまたリブを折ってしまいました。リブは 1mm で翼端も同じものを使いましたが翼端だけでも 2mm にしたほうがよかったかもしれません。

 被覆には 2 ミクロンのフィルムを使いました。しわ貼りにしたのでフィルムによる剛性の増加もほとんどありません。何とも不安なできあがりとなりましたが飛行には差し支えなさそうです。全備重量が 14.4g と当初の予定よりかなり軽い仕上がりになりました。翼面荷重は 4.4g/dm2 になります。

 今回使ったアクチュエータコイルは 60ohm ですが、 OP ペアンプでドライブしたので小型の割にトルクがあります。ヒンジには 50 ミクロンの透明フィルムを使いました。垂直尾翼には 1mm 幅にカットしたものを使い、水平尾翼は動翼の垂れ下がりを少なくするために 1.5mm 幅にカットしたものを使いました。

 受信機に IRXA301-2 を使い、今回は赤外線センサを 2 個胴体の左右につけてみました。センサはレンズを取り去ったものを取り付けています。

翼幅 Wingspan 366mm
全長 Length 372mm
翼面積 Wing area 3.3dm2
全備重量 Weight 14.4g
翼面荷重 Wing loading 4.4g/dm2
受信機
Receiver
IRXA301-2 (IR combo receiver)
(include magnet actuator driver and DC/DC converter) 1.3g (with 2 sensors)
アクチェータコイル
Actuator coil
Hand made 0.05mm 400t 60ohms x 2
0.165g x 2
アクチェータマグネット
Actuator magnet
Neodymium 3mm(D) x 3mm(H) x 2
0.15g x 2
モータ
Motor
8x10 motor
4g (with connector, cable)
プロペラ
Propeller (hand made>
Balsa 80mmx63mm
0.2g
電池
Battery
140mAh Li-Polymer
4g
飛行機重量
Air frame
4.27g


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2003/04/18 inserted by FC2 system