Push-E の初飛行

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横須賀市南体育館で初飛行しました
 初飛行はあっけなく飛んでくれました。インドアプレーンをダイレクトドライブで飛ばしたのは初めてですがギヤダウンに比べてその飛行はとても静かです。

 重心位置を主翼翼弦の中央 (50%) にセットして飛ばしましたが、主翼迎角の 2 度も適切でスロットルも半分弱で水平飛行ができました。フルスロットルではオーバーパワーです。当初尻下げ飛行をしないようにと水平尾翼の取り付けを 0 度にして主翼に迎角をつけたのがよかったようで、終始尻下げをするような飛行はみられませんでした。

 3 チャンネル受信機のテスト用に作った飛行機ですが、飛ばしてみると通常の飛行ではスロットルのコントロールとラダーの操作だけで全く問題なく飛んでくれます。しかし小回り旋回をするときにはエレベータが有効に機能してくれました。

 テストした受信機は、胴体の側面左右にレンズを削り取った赤外線センサを一つずつセットしました。バレーコート 3 面の広さを持つ体育館で端の方まで飛ばしてみましたが全く問題なく機能してくれました。 60ohm の小さなコイルも Push-E のコントロールには十分なトルクがありました。赤外線コントロールモジュールは 38KHz と 56.9KHz に切換えられるタイプを使いました。受信機のセンサに 56.9KHz のものを搭載しているので、今回は 56.9KHz に切換えて飛ばしました。山尾さんの 38KHz とも同時飛行を行いましたが、問題なく飛行することができました。

 Push-E はそのまま着陸してもプロペラを折るような心配もないので安心して飛ばすことができますが、今回はあえてハンドキャッチをしてみました。 4.4g/dm2 の翼面荷重はその飛行速度も遅く、ハンドキャッチも問題なくできました。飛行機の強度に若干の不安がありましたが、飛ばしてみると強度も十分な感じがしました。

 Push-E が完成した時に設計者の Jack Reid 氏に R/C 化したことを伝えたところ、喜んでくれました。多くの人がこの飛行機を作っているようです。初飛行に成功したことを改めてお礼とともにメールで伝えました。
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2003/04/22 inserted by FC2 system