"EP CONCEPT "SCHWEIZER 300C" 完成

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電動ヘリ Kyosho "EP CONCEPT" シュワイザー 300C が完成しました。


不足していたサーボも調達できたので組み立ててみました。ジャイロは都合で JR の G450 という圧電振動ジャイロにしました。ローターは純正のものを使用して全備重量は 1420g になりましたが Kyosho のカタログ値では全備重量約 1250g となっています。ジャイロ以外はすべてキットと同じものを使っているのになぜ?なんて言ってもはじまらないですね。一回り小さなサーボを搭載したり、結構軽量化には皆さん苦労されているようです。それにしてもなんとやわなメインローターなんでしょう。きっとクラッシュしたときの安全面と他の部品への影響を最小限に抑える事を強く意識したんでしょうね(後にこの事実を自ら実践することとなりました)。

エンジンヘリの経験はあるものの、電動ヘリでの可変ピッチのセッティングは独特なようです。 とりあえずホバリングできるピッチを調整しながら見つけ出してみようと思います。こんどは大きさから家の中でホバリングというわけにはいかないようです。

組み立てはキットなので問題なく組みあがりましたが、ヘリの場合はセッティングの仕方で飛びが全く違ってきます。このあたりの調整がヘリの楽しみでもあるわけですが、電動ヘリではモーターの特性も考慮したセッティングが必要なのでエンジンヘリよりも奥が深いかもしれません。騒音が少ないのと燃料による油汚れがないのは何よりです。ヘリの場合いつも悩むのが振動対策です。

バッテリーを何本か用意しなければと思ってホビーショップにでかけました。あいにく RC2000 はなく 2400mAh ならあるということでしたが 8000 円近い値段でした。 1700mAh で 4700 円。とりあえず 1 本はあるので試してみてからにしようと結局買わないで帰ってきました。

7x2000mAh の電池を充電すると schulze 430d で 5.1A もの充電電流になります。この電池を現場で充電するとなると、親バッテリーにどうしてもディープサイクルバッテリーが必要になってきますね。以前 400 クラスのバッテリーを充電するのに自動車用のバッテリーを使っていましたが一年も使わないうちにだめになってしまいましたから...。そうかといってあらかじめ充電して持って行くにはフライト用のバッテリーがある程度必要ですね。どちらにしてもある程度の投資が必要になります。インドアから 540 クラスまで幅広く楽しみたいと思う欲張りな私にはいくら小遣いがあっても足りそうもありません。

アンプの設定はスロットルスティックをホバリングポイントよりやや上の位置で出力が最大になるように設定しました。したがってそれ以上スロットルを上げてもモーターはフルパワーのままピッチのみ増えていく設定になります。こうすることでスロットルレスポンスが良くなるということです。

家の中でのホバリングは無理としても、テールを押さえながら浮き具合を確認することはできるはず。と電池を繋いで回してみた。まずはトラッキング合わせ。少しずつスロットルを上げてホバリングスティック位置で浮き上がるようにとピッチを増やしながら何度か調整していました。受信機側の電源スイッチを入れてもアンプのボタンを押さなければモーターは回らないので安全です。ところがうっかり送信機のスロットルをホバリングの位置のままアンプのボタンを押してしまいました。さあ大変、ヘリは家の中を暴れまくりローターは机の袖を激しくたたいて止まりました。それにしても怪我をしなくてよかったです。注意しないといけませんね。ローターがやわなおかげで思いのほか軽微な損傷で済みました。

翌日気を取りなおしてメインローター、スタビライザーバーを含む消耗部品を少し調達してきました。今度は気をつけながらトラッキング調整とホバリングピッチの調整をしました。ローター回転が低いときにスキッドが共振し、ヘリが左右に大きく揺れます。この現象はピアノ線でできた脚が弱いためのようで、他のホームページでも同様の現象が書かれています。ある程度ローターの回転が上がるとこの揺れはなくなります。

搭載したジャイロは送信機側で 2 系統の感度切り替えができるようになっています。腕が伴わないので 2 系統の切り替えは必要ないんですけどね。ジャイロは JR 、送信機と受信機は Futaba の組み合わせです。送信機をヘリモードに切り替えると 5 チャンネル目が自動的にジャイロ感度切り替えスイッチに設定されます。受信機の 5 チャンネル目にジャイロからの感度切り替えコネクターを繋ぎました。とりあえず適当に設定してあとから調整ということになります。

送信機(FF8)左上部にある奥のスイッチが感度切り替えで、手前側に倒して感度大、奥側で感度小になります。感度切り替えスイッチは手前側で 30-100% 、奥側で 0-30% の範囲で設定できるようになっています。

ジャイロの説明書を読むとレボリューションミキシングは設定する必要がないと書かれています。このあたりも飛ばしてみて確認したいと思います。

ローター径 (Main rotor diameter)

892mm (35")

全長 (Length)

760mm (30")

全備重量 (Weight)

1420g (50oz)

受信機 (Receiver)

Futaba R-116FB 40MHz 6ch (30g)

サーボ (Servo)

Futaba S135x4 (120g)

ジャイロ (Gyro)

JR NEJ-G450 (35g)

モーター (Motor)

K Speed Heli SP (16T-pinion)

スピコン (ESC)

Futaba MC114H (47g)

バッテリー (Battery)

7xRC2000 (420g)


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