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胴体は羊羹型をした長方形で、上側の空いている部分は主翼側に取り付けた受信機が入るスペースで、
スピコンのコネクタを接続するためにも必要になります。
バッテリーは胴体の後ろから押し込む方式にしました。この搭載方法は新しい試みで、一番の目的は
重心位置の設定を容易にするためと、この方法だと電池搭載時に主翼を外さなくてすみます。
重心位置が決まったら電池が機首方向に移動しないように、胴体内にストッパーを取り付けます。
飛行中の後ろへの抜け止め処理を何か考えなければなりません。
バッテリーケーブルとスピコンの接続のための開放部を胴体下部に設けます。
この胴体、当初の図面より 20mm 長くなりました。胴体をなるべく短くしたかったんですが、
仮重心位置(CG 21%)におけるモーター、スピコン、受信機、サーボ、電池、胴体、主翼等それぞれの
モーメントを求めてみた結果、電池搭載位置を約 20mm 後方に移動する必要があることがわかり、
胴体長さ 200mm を 220mm に変更しました。
モーター取付けにも新しい方法を試みました。胴体の幅が約 26mm とせまく、モーター外形が 28mm ほどあるので胴体幅内に取り付けられません。 Mabuchi モーターから別売りで出ている 380 モーター用の取付金具を使ってみることにしました。ところがこの金具、何と 2 個一組で 14g もあるんです。 一度は使うのをやめようと思いましたが、画像左のように金鋸とヤスリで加工して 3g ほどになりました。この金具を一つだけ使うことにしました。モーターと取付金具をアルコールでよく拭いてシリコンボンドで接着しました。画像右は加工した金具を接着中のもので、本来の取付け方向とは逆向きに取り付けています。下の金具はあとで取り外します。
この金具にはモーターの開口部に合わせて引っかけ爪がついていて、モーター位置固定の役目を果たしています。したがって、モーターの電源端子位置が自動的に決まってしまいます。モーターをサイドマウントで取り付けると、モーターの電源端子が水平方向に向きます。その結果 slim-18be スピコンは直付けできなくなりました。短めのケーブルを接続して胴体内に置くようにします。
3mm の航空ベニヤを加工したモーターマウントに仮付けしてみました。サイドスラスト、ダウンスラストは予めモーターマウント自体につけてあります。
今回の取付け方法ならモーターの放熱については全く心配いりません。