キャリングケースの製作

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インドアプレーンの運搬、保管になくてはならないキャリングケースを作りました
 インドアプレーンは運搬するにも、保管するにもキャリングケースは必須です。体育館への搬入時も飛行に必要なすべての機材を一緒に持ち込まなければならないので、なるべくコンパクトにまとめることも大切です。何機か飛行機を持ち込む場合はなおさらです。

 今回のキャリングケース材料は、家電製品に使われている洗濯機のダンボール箱を使いました。あとは発泡スチロールの切れ端、ベルクロテープ少々、紙製の買い物袋に使われている手提げひも。接着剤には木工用ボンドとスチノリを使ってみました。

 TINY の図面では脚が固定式になっているため、キット通りに組み立てると相当大きなキャリングケースが必要になってしまいます。そこで脚を取り外し式にしてコンパクトに収納できるキャリングケースですむようしたわけです。その結果、キャリングケースの深さは 14cm と大幅に浅くすることができました。外した車輪はケースのコーナーにベルクロテープで固定するようにしました。

 胴体がカーボンパイプなので、胴体の主翼前縁部分と尾翼部分の 2 カ所で固定する構造にしました。それ以外はケースに触れないようにしています。運搬中飛行機に無理な応力がかからないようにするためです。飛行機の固定にはベルクロテープを使っています。尾翼側の支持部ですが、発泡スチロールに溝を作り、両脇にベルクロテープを貼り付けておきます。溝に胴体をはめ込んで上からベルクロテープで固定します。主翼前縁部分も同じ方法で固定します。主翼両端下部に発泡スチロールを当てて胴体の回転を抑えています。このようにすると、キャリングケースに飛行機を収めて、立てかけても逆さにしても大丈夫です。運搬時は勿論、押し入れ等に保管する場合にも便利です。

 キャリングケースの底蓋と上蓋を固定するために、ベルクロテープを前と後ろの上下 2 カ所に貼り付け、運搬のための手提げひもも取り付けました。印刷面が内側になるように作れば多少体裁がよかったのですが、今回は手抜きしてしまいました。体裁よく作る場合は東急ハンズ等で無地のダンボールが調達できます。

 キャリングケースというと、いままでは飛行機を作るときに一緒に作るという感覚がありませんでした。でも実際にはインドアプレーンを作るのと一緒にキャリングケースのことも考えないと、せっかく出来上がった飛行機も運搬中に壊したり、保管中に傷つけたりしてしまいます。 Stubenfliege のあの立派なキャリングケースとはいかないまでも、Indoor-plane では、キャリングケースも飛行機の一部と考える必要がありそうです。


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2001/07/02 inserted by FC2 system