TINY に搭載した受信機は FunFan に搭載している受信機と同じもので、新品を搭載したのです。FunFan でも素晴らしい性能を発揮してくれているし、仲間うちでも大変評判のよい受信機で安心していたのです。
帰宅してからチェックしたところ、受信機の具合が悪いことがわかりました。通達距離が極端に短いのです。この受信機はフランス製で、 X-tal は専用の小型のものを使うようになっています。 40MHz 帯の受信機を調達したのですがバンドが日本と異なるため、 国内で調達できる GWS 受信機の X-tal を組み合わせて使っています。仲間の一人が GWS の X-tal と組み合わせたら動作しなかったという話も聞いていたので、相性が悪い可能性もあります。念のため FunFan に搭載してある受信機を降ろして TINY に搭載してみました。動作は問題ありません。やはり X-tal が怪しいと思いながら両者の受信機を見くらべていたら、受信機の回路構成に違いがあるのに気づきました。具合の悪いほうの受信機は X-tal を差し込むピンの両足にチップコンデンサが追加されていたのです。これは何らかの不具合を調整するために追加されたコンデンサのようです。 GWS の X-tal と組み合わせた場合かえって具合が悪いのでは?と考え、このチップコンデンサを取り外してみました。その結果、受信機の不具合は解消しました。
このようなことはめったにないと思いますが、距離テスト怠った初歩的なミスから初飛行に失敗してしまいました。
割れてしまったプロペラも瞬間接着剤で修復し、車輪も応急処置しました。初飛行のわずかな飛行時間の中で感じた前重心も少し後方に移動し、電池もワンタッチで搭載できるように改造しました。翌日、藤沢市六会市民センター体育館での飛行会に持ち込みました。念のため距離テストを行いましたが今度は大丈夫です。狭い体育館なので緊張しましたが問題なく飛んでくれました。対称翼で主尾翼の動翼が連動している飛行機を飛ばすのは初めてですが、飛ばしてみると何か操縦感覚に独特のものを感じます。エルロンはかなり敏感でエレベータはマイルドといった感じです。旋回時の落ち込みは大きく、エレベータでかなり吊った旋回をする必要があります。 6 フライトしましたが、飛行中プロペラ回転方向の違いによる違和感を感じることはありませんでした。今後飛ばし込んで腕を磨き、目標であるローリングサークルができるように頑張りたいと思っています。