TINY V 尾翼をノーマル尾翼に変更

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エルロン連動 V 尾翼の飛行時の挙動が変なのでノーマル尾翼に変更しました
 39 フライト目を羽田 JAL 機装ビル体育館で飛ばしました。前回変な感じでロールするのが気になっていたので、今回もロールから背面飛行に入れてみました。やはり前回同様ロールの挙動がとても変です。エルロンと V 尾翼が連動していることに問題があるのかもしれません。作るときに V 尾翼の方が軽く出来そうだと単純に選んだのですが、設計者の Todd さんはノーマル尾翼の方がいいと言っていました。

 このままではどうにも飛ばしにくいので V 尾翼をやめてノーマル尾翼にすることにしました。キットの図面ではノーマル尾翼で組む場合もエルロンとラダーが連動するようになっています。連動させるメリットはどこにあるのでしょうか。連動させるとエルロンを切ったときの機体ロール軸が大幅にずれてしまうと思われるので、ラダーは固定にしました。

 水平垂直尾翼ともに図面では固定翼がバルサ板で可動翼のみ骨組み構造になっています。少しでも軽量化するため、どちらも骨組み構造にしました。

 まず V 尾翼をカーボンパイプの胴体から削り落としました。 次に 3mm 厚のバルサ板から 6mm 幅と 3mm 幅の材料を切り出して水平尾翼と垂直尾翼を作りました。生地完成で 3.2g と V 尾翼の時の生地完成 5.1g よりかなり軽くできました。

 フィルムを貼るための接着剤がどの程度の重さになるのか今までチェックしたことがなかったので、今回接着剤 Leichtfix を 2 倍に薄めて 1 回だけ刷毛塗りした後の重さを量ってみました。その結果 3.8g と接着剤の重さが 0.6g であることがわかりました。フィルムとヒンジとホーンで 0.6g だったことと比較して接着剤の重さも馬鹿にらないことがわかりました。尾翼の完成重量は 4.4g でした。

 カーボンパイプの胴体に水平尾翼と垂直尾翼を瞬間接着剤で固定しました。エルロンロッドとエレベータロッドの干渉を避けるため、エレベータサーボの取り付け位置を 5mm ほど高くなるようにしました。テール駆動ロッドがエレベータ 1 本になったので、ここでも少しは軽くなります。

 2x570mAh リチウムイオン電池と DC6-8.5 ギヤユニットを組み合わせ、今回のノーマル尾翼に改造した全備重量が 101g と V 尾翼のときに比べて 2g も軽くなりました。今度こそ目標にしているローリングサークルに少しでも近づけるといいのですが。

翼幅 (Wingspan) 610mm
全長 (Length) 530mm
翼面積 (Wing area) 14.2dm2
全備重量 (Weight) 101g
翼面荷重 (Wing loading) 7.1g/dm2
受信機 (Receiver) GWS 4ch 40MHz Mod. 3.9g
サーボ (Servo) HS-50 Mod. 4.2gx2
スピードコントローラ (ESC) KOG-MA20 2.1g
モータユニット (Propulsion unit) DC6-8.5 (7.5:1) 18.7g
プロペラ (Propeller) Hand made (Falcata) 10x5 2.0g
電池 (Battery) 2x570mAh Li-Ion 28g
飛行機重量 (Air frame) 37.9g


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