デジカメによる初めての空撮

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 わずか 34g というデジカメを空撮のために調達しました。小黒さんに作ってもらった電子シャッターを内蔵して "ビーグル・モス" の胴体下部にテープで仮止めし、テスト撮影を行いました。

 電源を入れてから 30 秒以内にシャッターを切らないとスタンバイモードになってしまいます。いったんスタンバイモードになるとカメラ側の電源ボタンを押さなかぎり次のシャッターが切れないのです。その対策が出来ていない状態で飛ばしたため、デジカメの電源を入れてから 30 秒以内に次々と送信機でシャッターを押す操作をしながら飛ばしました。慣れないこともあり、とても狙ったショットを撮影するどころではありませんでした。

 撮影可能な 26 枚すべての画像が撮れていましたがその中の一部を掲載しました。オリジナル画像は 640x480 ピクセル BMP 形式で 1 枚が 901KB もあります。画像サイズはそのままで JPG 標準画質に変換しました。

 いつも飛ばしなれた FJZ も空からの景色はずいぶん違った印象を受けます。鳥たちはこのような感じで見ているんでしょうか。風は少々ありましたがお天気もよくまずまずの空撮日和でした。

 2002/03/21 午前 8 時半から 9 時ごろにかけての撮影なので結構長い影が写っています。デジカメを搭載する前に 6 チャンネルに改造した Piko2000 受信機を載せて飛ばし、通達距離テストをしたあとそのままデジカメを搭載して撮影しました。風があったのでほとんどの画像はモーターが回っている状態で撮影しました。胴体に直貼りしたデジカメへのモーターの振動による画像のぶれは感じられませんでした。

 普段は 800x600 スクリーンでご覧いただけるよう配慮していますが、今回はオリジナルサイズで掲載したため、クリック画像はお使いの環境によっては見にくいかもしれませんがお許しください。


画像をクリックするとオリジナルサイズの画像でご覧いただけます。

いつも飛ばしている FJZ 飛行場です。小糸川にかかる橋のたもとの川沿いの土手で操縦しているのがわかるでしょうか。後ろで首藤さんがデジカメのスタンバイモードを回避するためのカウントをしてくれています。 2 つの長い影が写っていますね。こうしてみるとすごいところで飛ばしているんだなと感じます。飛行場という雰囲気は全くありませんね。
飛ばしているすぐそばに池があります。今までに何人もの人がこの池に飛行機を飲み込まれています。魔の池?しかし鳥たちにとってはオアシスなんでしょうね。いろいろな鳥たちが飛来して羽を休めています。
左側の川は引地川です。画像の上が下流になり江ノ島の近くの海に流れ込んでいます。われわれが飛ばしているところは遊水地になっていて、引地川が異常水位に達すると画像にある一段低い堤防から一気に水が流れ込み一面湖と化します。普段は遊水地の一部は湿地帯になっていてさまざまな生き物が棲息しています。湿地帯への水の供給口をこの画面ではじめて知りました。
引地川の一段低くなった堤防の様子がもう少し詳しくわかります。
川のそばに高圧送電鉄塔があります。この鉄塔と送電線にも気をつけて飛ばさないといけないのですが、この画像からは高度があるもののかなり送電線に近いところ飛んでいることが確認できます。以前聞いた話ではこの送電線に飛行機を引っ掛けて大変なことになったようです。
左上は遊水地に設けられたスポーツ広場のサッカーグラウンドです。下に見える幾何学模様の道路は湿地帯を散策できるように木組みで作られた遊歩道です。
こちらの画像のほうが散策のための遊歩道の感じがよくわかりますね。
スポーツ広場のサッカーグラウンドです。飛行機が飛ばせそうですがここで飛行機を飛ばすことはできません。左側に芝生の公園が見えますが今の時期は芝生も色あせています。
スポーツ広場サッカー場と道路を挟んで反対側に住宅地があります。住宅地のすぐ裏山ではすでに桜が咲きはじめています。
中央に大庭城址公園が一望できます。遠くの街並みはライフタウンです。この高度はどのぐらいあるんでしょうね。

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2002/03/23 inserted by FC2 system