第 53 回湘南スローフライヤークラブ飛行会

開催:2004/04/24 17:00-22:00 藤沢市善行市民センター体育館

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 今回の初めて善行市民センター体育館を借りての飛行会です。あいにくの雨と寒さでした。山尾さん、城田さん、石川さん、水野さん、本井さん、それと私が参加しました。他に 3 組の方が見学者にこられました。城田さんは 25g の複葉機で参加しました。ぎりぎりのパワーで離陸するのが大変でしたが、大変ゆったりとした飛行をしました。石川さんはフリーフライト機を飛ばして少し早めに退場しました。本井さんは新作の Lil' Minnie を持参しましたが、電池を忘れきたあげく、送信機の不具合で散々でした。私の送信機を SANWA モードに急遽設定変更して何とか飛ばせるようにはなったものの、全くエレベーターが動かず、スロットルとラダーでの初飛行となりました。とても小さな飛行機の割に比較的飛行スピードも遅く、素直な飛びっぷりでした。私は Push-E と A-6 を飛ばしました。さて今回の主役は水野さんです。赤外線送受信機の製作からスタートしてようやく Push-E が完成し、本日の初飛行を迎えました。お兄さんと一緒に来ましたが、あとから奥さんも駆けつけました。

 本井さんのホームページにも飛行会の模様が掲載されているので併せてご覧ください。

 今回は水野さんの Push-E の初飛行を特集しました。


水野さんの赤外線送信機です。ケースは木製の自作で、PIC16F84A を使用して JR 送信機からの信号を変調出力しています。
石川さんが描いた図面に基づいて作った Push-E でオリジナルに忠実な翼端テーパー翼を採用しています。全備重量が 16g ととても軽量に仕上がっています。受信機には出力に FET を使った IRXA301-3 を搭載しています。赤外線センサー 2 個を胴体の左右にセットしてあり、ラダーとエレベーターがコントロールできるようになっています。
水野さんは今までアウトドアの飛行機ばかりを飛ばしてきましたが、インドアプレーンを飛ばすのは今回が初めて。私の Push-E のドーリーを水野さんの Push-E にセットして、地上から走らせて様子を見ることにしました。初飛行なので少々緊張しているようです。
タキシング中の Push-E 。ラダーが左いっぱいに切れていますが、地上では舵があまり効きません。
赤外線送信機の扱いに慣れるまでは、ついこのように送信機を飛行機に向けるのを忘れてしまいます。
Push-E の初飛行は大成功です。周りの人から送信機が向いてないよ!と声をかけられながら、少しずつ慣れてきました。
とても安定した飛行です。水野さんはいつも丁寧に飛行機を作ることで定評があります。私の Push-E と並べて写真を撮ろうと思ったのですが、比べられると困るのでやめました(笑)。
ついうっかり送信機を飛行機に向け忘れ、壁にぶつかってしまいましたが無事だったようです。水野さんの赤外発光 LED はガラスエポキシ基板にぴったり押しつけて取り付けてあるため、すべての LED がまっすぐに向いています。そのためにとても指向性が強く、少し向きがずれると受信できなくなってしまいます。広範囲に放射するように、それぞれの LED を少し上下左右に向けて取り付ける必要があります。
部品の調達からはじめて送受信機の製作から飛行機の完成までにかなりの時間を費やしてきました。今回ようやくインドアプレーンでの初飛行を果たし、とても嬉しそうな水野さんです。 Push-E を大量生産すると言っていましたから、もうインドアプレーンから抜けられそうもありませんね。

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